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東京 美味しいレストラン[旬の素材を織り交ぜた独創的なイタリアン]

一流の料理人が推薦する料理人を数珠繋ぎの様にご紹介していく「美食のグルメバトン」。第一回目は他に類をみない美食が楽しめると人気のリストランテ「Ristorante HONDA」の珠玉の一皿をご紹介しよう。(撮影・取材:2016.6)


外苑西通りから路地を入って間もなく、目に飛び込んでくる小さな看板。ドアを開けると、洗練された空間が広がる。「Ristorante HONDA」は、西麻布「アルポルト」で副料理長を務めた本多哲也氏が2004年にオープンしたリストランテだ。本多シェフが常に念頭においているのは、「日本におけるイタリアン」。イタリア各地で学んだ伝統料理をベースとしながらも、そこに日本の旬の素材を巧みに融合されている。そんな独自の感性と秀逸な技術により生み出される料理の数々は、まさにここでしか味わえないものばかりだ。

 

「鮎のアニョロッティ クレソンと山椒の香り  サマートリュフ添え」。鮎を肝と一緒にペースト状にしたものをラビオリのファルスに。ほんのりした苦味が鮎の味わいを引き立て、初夏の風を感じさせてくれる。


「せっかく四季のある国にいるのだから、季節感を大事にしたいですね」と語る通り、旬の素材ありきでメニューを考えるという本多シェフ。それだけに、野菜から魚介、肉にいたるまで、生産者の方々とつながりを大切にしている。さらには、器へのこだわりも相当なもの。最近とくに惚れこんでいるという陶芸家・釋永岳(しゃくなががく)の作品も、本多シェフの料理を美しく演出している。舌だけれはなく、五感すべてで楽しませてくれる「Ristorante HONDA」。とっておきのひとときを過ごすのにふさわしい一軒だ。


Ristorante HONDA 03-5414-3723

港区北青山2-12-35 1F 12:00~14:00(L.O.) 18:00~22:00(L.O.) 月曜日休み